流浪の姫子孫

占い師にでもなろうかとぼろぼろな心体を引きずってぼろぼろに崩れ去った人生を、三十路前半で引っ越しで故郷の感を失った台湾実家に戻り、日本で購入した易学の書と台湾易学講師に基本を習った。そのうち、

タロットや独自ダウジングも駆使するようになり、殺されかけた為、日本の神様つまり御神籤の助言通りに文章を綴り始めた。半自伝小説が前半出来上り、流通できるまで貯金している間に続きの後半を書いているが、非常に際どい内容に作者の自分も驚いている。

何しろ、私が姫子孫であるがゆえに成りすましが大勢現れ、本物の私を殺そうと躍起になっているという。私のダウジングが正しければ、奴等は成りすましがバレてもそれほど罰せられず、本物殺しを続けさせているらしい。

ゴキブリや毒蛇は殺害するに限る。

増える奴等は本性を隠して誘惑を仕掛けるからだ。

恋愛感情でも芽生えたら、本物を殺してあげようと思い始めるかもしれないからだ。

擬似白夜行の偽ヒロインを演じる熟女は、自らのセックスアピールを非常に心得ている。

後患前に憂えずで、さっさと始末した方がいい。

もしくは毒蛇ゴキブリ園でも開いて国民全員に見せるか、または、成りすまされている本物の方を公認し、偽作家や偽姫子孫を早めに摘み取るべきだ。

摘む側が摘まれる前に。

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