眼鏡の話。

眠い。

レンドルミンという超眠くなるラムネを二錠飲んで、超久しぶりで将棋ウォーズでネット将棋を指したら十分切れ負け部屋で六連勝してしまい、そうなるとやめたくなくなるもので、七戦めを指したら、惜敗した。

いつかは必ずダメになることに対して突進してしまう性格なのだと思う。

しかし、人間はいつか必ず死ぬことを考えると、まあそんなにおかしなことではない。

眠れないので三錠めのレンドルミンをさっき飲んだ。

今日は相方と、夕方に会って、晩飯前に別れた。

僕の買い物を手伝ってもらった。

眼鏡を選んでもらった。裸眼で試着してもどうせ何にも見えないし、僕は自分の外見に無頓着で興味関心が無くて、超どうでもいいと思っているので、相方に選んでもらうのがちょうどいい。

去年の一月に相方に選んでもらった眼鏡は、僕がたびたびその上で寝てしまうのでフレームが取り返しがつかないくらい歪んでしまった。歴代の眼鏡の中でももっとも短命だった。

さて、眼鏡屋でいくつか試着させた彼女は、まず、

「フレームではなく顔が歪んでいる」と喝破した。

喝破されてもなあ。そうですかという感じ。

次に彼女は

「どれもちょっといいと思ったら、ここのは度の入ったレンズははまってないから、目がちょっと普段より大きく見えるのよ」と言い、

「なんかちょっともったいないよ、本当より目が小さく見えてるのよ」

「でも眼鏡を掛けた年上男性が好みなんだろ」

「うーん」と悶絶していた。

それで結局、何の変哲もない眼鏡を買った。

僕がそれを掛けて、カッと大きく目を見開いたり、そのまま片目を閉じたりすると、彼女はいきなり、「ダリ」に似ていると言い始めた。

サルバドールダリで彼女はスマホで検索を始めた。

確かに片目を大きく見開いてもう片方の目を閉じた画像がいくつかあった。

ダリに似ていると言われたのは生まれて初めてだ。

去年は、目が大きくて眠そうでまつげが長いから、「らくだに似ている」と言われていた。

砂漠の哺乳類から西洋人の奇人へと長足の進歩を遂げることができた。

来年はぜひ日本人枠へと進出したいと思う。

追記。店のおねえさんが絶妙にフィッティングしてくれて、顔がゆがんでるせいで眼鏡がゆがむという問題は解決したのだった。

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