中央市場移転にまつわるあれこれにはがっかり(国内・政治

 ☆東京都、築地市場の土壌汚染調査を開始 今月中に結果☆

 築地にある中央市場を、豊洲へ移転しようとしたものの、その土壌は汚染されていた。そのことから、豊洲の開場および築地市場の解体は、一時中止となっている。

 これは、小池都知事が就任し「都民ファースト」の元に行った判断の結果だ。

 しかし 3月ころ、今度は築地市場の汚染が懸念されはじめると、ろくな調査もせず、

 「築地はコンクリやアスファルトに覆われており問題ない。健康への影響もないだろう。」

 と、ダブルスタンダードとも言えるコメントを発した。

 さぞ、「それなら豊洲が安全でない理由が分からなくなる」「なぜ同じ観点で調査しないのか」など、各所から総ツッコミだったことだろう。

 これには随分がっかりした方も多かっただろうと思う。

 そもそも、築地市場から移転という話になったのは、施設の老朽化や周辺の交通事情、アスベストなどの健康への懸念といった要因が絡み合い、問題となったから。

 健康への影響を考えるなら、アスベストは無視できない問題だろう。アスベストがもたらす健康被害とは、肺がんとされているからだ。

 この面だけを小池都知事が、なにをもって「築地は問題ない」と判断したのかわからなくなる。

 また、この発言によって、小池都知事の目的が、本当に「都民ファースト」の判断の結果だったのかわからなくなった。

 なぜなら、「土壌が覆われていて問題ない」のであれば、アスベストなどの問題がある築地よりも、新設である豊洲の方が適地なのは間違いないし、そうすると、豊洲移転を中止したかったのは、都民ファーストとは関係なくなる。都民が豊洲移転に懐疑的なのは、土壌汚染と健康への影響を恐れてのことなのだから。

 小池知事のいう「都民ファースト」であるなら、築地も豊洲も「無い」んじゃないか?というのが、正直な感想なのだが、どう決着をつけるのだろう。

 また、この一連の流れで、「都民ファースト」とは単なる方便である可能性もでてきた。今後、小池知事の発言には、注意が必要だと感じた出来事でもある。

〇元記事URL(SNS - 朝日新聞デジタル - 05月02日 20:16)